とりあえず鳴らしてみようぜ!VSTi編【ファミコン風アレンジをしよう その2】
どんな音か実際に触れていこう
前回の記事で「次回は音色の工夫について触れていこうと思います」とか言ったけど、その前にまず自分で鳴らしてみたいよね!
今回はファミコン風の音を鳴らせるVSTiを紹介していきます。
ファミコン風の音が出せるVSTi
VSTiって何?
Steinberg's Virtual Studio Technology(一般的にはVST)とは、ソフトウェア・シンセサイザーやエフェクター・プラグインと波形編集ソフトウェアやデジタル・オーディオ・ワークステーション (DAW) 間のリアルタイムなデータ受け渡しを担い各種の加工などを施すプログラムを、プラグインとして提供するための標準的な規格の一つである。
DAW上でオーディオファイルをいじったり、打ち込んだmidiデータを鳴らしたりするときに用いられるのがVSTで、そういった形式で鳴らせるヴァーチャルな楽器をVSTiと呼びます。DAWって何?って人はググってくれ!
デジタル・オーディオ・ワークステーション(Digital Audio Workstation、略称DAW)は、デジタルで音声の録音、編集、ミキシングなど一連の作業が出来るように構成された一体型のシステムを指す。
よく聞く「Cubase」とか「Sonar」とか「ProTools」とかの総称ですね。これからDAWを使い始めるって人はこちらなんか参考にするといいかも。
どれも使い続ければ慣れてくると思うから迷わずに決めてもいいかも。あ、でも今回用いるような「VSTに対応しているDAW」を選んだほうがいいな。都合的に。
ちなみに無料でVSTに対応しているDAWも幾つかあります。俺は使ったことないけど、「Music Studio Producer」とか「Reaper」とか。これで始めてみるのもいいっすね。
閑話休題。ではファミコンサウンドが鳴らせるVSTiの紹介に移りましょう。
Magical 8bit Plug
ファミコンサウンドを鳴らすならコレ!ド定番VSTiのMagical 8bit Plugです。開発は8bitサウンドを駆使したアレンジでお馴染みのアーティスト「YMCK」!
矩形波や擬似三角波、ノイズなどの出力は勿論、ファミコン独特のスイープ機能が搭載されているのが嬉しいですね!
スイープ機能というのは音を鳴らすと同時に音程が上がる・下がる機能です。マリオのジャンプ音を想像していただけるとわかりやすいですね。あんな感じの音程操作を直感的に行えるので楽でよいです。つまみもシンプルでよい。
ファミシンセII
見た目チョーカワイー!機能もわかりやすい!でもビブラートのかけ方を色々弄ることができるので、なかなかどうして派手な音作りも出来てしまいますね。使いやすく有名なVSTiの1つ。
RETORIZER F-01/F-01M
何故か俺の環境ではF-01は使えずF-01Mを使っているのでレビューにはならないかも。F-01の方は細かい音づくりができ、F-01Mではその作った音を鍵盤ごとに当てはめてサンプラーとして使うことができます。
このF-01Mが中々便利で、ドラム用の音色として作った音をパーツごとに保存して鍵盤に対応させることで、これ1つでファミコン風ドラム音源にすることすら出来てしまうのです!この辺はドラムの音色作り方などで同時に説明できればと。
NES VST
コレ最近見つけたんだけどかなり便利な気がするのでオススメ。まだ多くは触ってないけど、音作りの幅がかなり広いと思うんだ!
星のカービィ夢の泉の物語のBGMでよく使われる、一旦減衰してから再度音が大きくなるフンゥワァーって感じの音も作れる!!!(他のVSTiだと難しかったりする)でも日本語のサイトで紹介してる人少ないのなんでなんだろ…流行れ…
他にもいろいろあるけど
俺がよく使うのはこの辺です。同じ矩形波でもVSTiによって微妙に音が違うらしいから、好みのVSTiを探そうね!
次回はDAWを持っていない・用意するのが面倒!ってな方のためにそれ以外のサービスを紹介していこうと思います。