GitHub DesktopでMacとWindows間でのプロジェクト管理が簡単にできた話[GitHub]
はじめに
先日Macbookを導入して、外出先などでもUnityを触ることが可能になりました。メインマシンのWindowsとプロジェクト管理をする際にGitを利用しようと思ったのですが、なんか上手くいかなかったので試行錯誤した結果、GitHub Desktopを使うのが一番楽だという結論に至りました。備忘録として残しておきます。
- はじめに
- 流れ
- 準備
- ローカルリポジトリを作成
- GitHubにローカルリポジトリを公開
- Unityのプロジェクトをローカルリポジトリに作成
- 更新したプロジェクトをコミット・プッシュする
- 別のマシンでリモートリポジトリをクローン
- 変更されたプロジェクトをWindowsからプル
- おわりに
流れ
- (前提)同じバージョンのUnityを使用
- プロジェクト管理するマシンにGitHub Desktopをインストール
- GitHub Desktopで新規ローカルリポジトリを作成
- GitHubに↑のリポジトリを公開
- Unityのプロジェクトを↑のリポジトリに作成
- 適宜プッシュ・コミット
- 管理するマシンは↑のリポジトリをクローン
黒→赤の流れ わかりにくい
準備
Unityを各マシンにインストールします。同じバージョンを用意しておきましょう。
またGitHubのアカウントを作成しておきましょう。方法は割愛します。
GitHub Desktopを各マシンにインストールしておきます。
今回は、
・WindowsでUnityプロジェクトを作成
という流れで行ってみようと思います。
ローカルリポジトリを作成
GitHub Desktopを開き、File→New repositoryからローカルリポジトリを作成します。
Name、Descriptionを任意に設定、保存場所をUnityのプロジェクト保存場所などお好きに設定します。
また、下段の「Git ignore」から「Unity」を選択します。こうすることで、不必要なデータをプッシュするのを防ぐ?みたいな感じです。データ更新の節約だと思います。
GitHubにローカルリポジトリを公開
作成したローカルリポジトリをGitHubに公開します。インターネット上にアップするようなものです。
NameとDescriptionは、何もしなければ先ほど設定した値が入っているのでそのまま「Publish repository」を押して公開します。
これでPC上のローカルリポジトリとGitHub上のリモートリポジトリが紐づけされることになります。
Unityのプロジェクトをローカルリポジトリに作成
UnityHubを起動して、プロジェクトを新規作成します。
保存先を先ほど作成したローカルリポジトリに設定します。
また、既にプロジェクトデータがある場合は中身をまるっとローカルリポジトリにコピーし、今後はそちらを更新するようにします。
Unityプロジェクトの中身はこんな感じにしてます。
また、GitHub Desktopはこのようになっています。フォルダ内にUnityのデータが追加されている状態になります。
更新したプロジェクトをコミット・プッシュする
フォルダ内にあるデータをローカルリポジトリに反映する「コミット」、さらにリモートリポジトリに反映する「プッシュ」を行います。
左下のフォームに「Summary」「Description」を記入します。
Summaryには、コミット内容の概要を。Descriptionには詳細説明を書きます。Descriptionは任意となってますので、空白でもOKです。
記入したら、下の「Commit to main」を押してコミットします。
すると「Push origin」ボタンが現れるので、こちらを押してリモートリポジトリにプッシュします。これでUnityプロジェクトをGitHubにアップロードしたことになります。
別のマシンでリモートリポジトリをクローン
操作をMacに切り替えます。同じくGitHub Desktopを開き、File→Clone Repositoryを開きます。
Your Repositoriesから対象のリポジトリを選び、Mac側のローカルリポジトリを保存する場所を指定して「Clone」ボタンを押します。これでリモートリポジトリからMac内のローカルリポジトリにクローンされることになります。
MacでUnity Hubを開きます。「リストに追加」ボタンを押して先ほど保存したローカルリポジトリを指定することで、MacのUnityで先ほどのプロジェクトを開くことができます。
こんな感じです。やったぜ
こちらでさらに変更を追加して、コミット・プッシュを行っていきます。
先ほどと同じ流れでコミット・プッシュを行います。これでGitHubの方へMacで行った変更が反映されます。
変更されたプロジェクトをWindowsからプル
Macで変更されたプロジェクトをWindowsに反映させるために「プル」を行います。
Windows側のGitHub Desktopを確認すると、「Pull origin」というボタンが現れています。このボタンを押すことでリモートリポジトリからローカルリポジトリに変更を反映させることができます。
おわりに
ということで、Gitがよくわからない私のために流れをまとめてみました。
SourceTreeとかなんとかよくわからなかったのですが、これが一番わかりやすかったかなといった印象。
これができると、Winで作ったプロジェクトをMacでiOS用にビルドとか、外出先でMacbookで書いたものをWinで手直しとか。そういったことが可能になります。夢が広がりますね。
では。