コード進行を知る その2:トニック・ドミナント・サブドミナント
気がついたらひと月更新してないことに気づいたので慌てて書きます(追記:この記事の下書きを書き始めてから更にひと月経ってます)。コード進行の話です。
今回はコードをどのように並べたらしっくりくるのかってのを書いていこうと思います。まずはメジャーコードで。
メジャーコード
ってのあるじゃないですか。あるんですよ。一つのダイアトニックキーに対しIとIVとVがメジャーになります。なんか分かりづらい書き方なのですが慣れてください。
Key=Cのとき、I=C IV=F V=G なのです。とりあえず以下の図を見てください。
この図の左がコードのルートを、右のMとかmとかが各度数の長短を表しています。
例)Key=C)
・C,F,Gをルートとするコードでは3rdはM、つまり長3度をとる。
・D,E,A,Bをルートとするコードでは3rdはm、つまり短3度をとる。
なんでこの図が成立するかは宿題とします(俺の)。ピアノなどでC、つまりドを押さえたときにミまでの距離は?ラまでは?というのを一つ一つ確認することでこの空欄を埋めることができると思うよ。
んで、前回お話をした、ローマ数字で表す表記を用いると、以下の図のようになります。
先ほどの図が理解できたら多分こちらもあっさり理解できると思います。これからわかることは、3rdがMとなるコードのルートはI,IV,Vの3つということです!これを覚えておきましょう。
トニック・ドミナント・サブドミナント
ってのがあるんです。なんのこっちゃって感じなので、一応本とかから引用して真面目に書いておきます。
まずこの3つは、コードの大まかな役割・機能を意味するものとなってます。それはメジャーとかマイナーとかとはまたちょっと違うカテゴリになります。でもとっても大事。
トニック・コード(主和音)
Tと書いてトニックと呼んだりします。
キーの主音、つまりIをルートとするコードで、コードとしての安定感が非常に強く、このコードからはどんなコードにも進行しやすいとされています。
ドミナント・コード(属和音)
Dと書いてドミナントと呼ぶことがありますが、コードのDと混ざるときは区別します。
キーの属音(Vのことらしい)をルートとするコードで、原則としてトニック・コードに進むことが多いコードです。短7度を足すことでV7としてよく使われます。
サブドミナント・コード(下属和音)
SDと書いたらサブドミナントと呼ぶことが多いですね。
キーの下属音(IVのことらしいです)をルートとするコードで、ドミナント・コードへ進むことが多いコードです。トニックに行くこともよくありますが(SD→T)、ドミナントからトニックへ行くとき(D→T)に比べると落ち着いた感じが出ます。
以上、トニック・ドミナント・サブドミナントです。Key=Cの上で簡単にまとめると、
トニック=I=C
ドミナント=V=G
サブドミナント=IV=F
となります。
ちなみに今回は簡単のため3和音のコードで表記していますが、これに7thや9thなどがついても基本的な機能は変わりません!VはIに行きやすいけど、I△7には行かないとか、そういうことはあまりないです。
また、今回はI,IV,Vの3コードしか書いてませんが、他のコードについてもトニック・ドミナント・サブドミナントの機能は割り振られています!これは次回に詳しく説明しようと思います。
余計な図を添付して今回はシメとさせて頂きます。
例題)次の進行を弾いてみて、どんな気持ちになるか考えてみましょう。
1)C→F→G→C
2)C→F→G7→C
3)C→G→F→C
4)C→G7→F→C