耳コピを早くするための理解 その5:ダイアトニックコード
曲に合いやすいコード
それがダイアトニックコードです。
前回ダイアトニックスケールについて触れました。ひとつのキーの中で使いやすい7音のことを指しました。
ダイアトニックコードというのは、そのダイアトニックスケール上の音から構成されるコードのことです!
例えば、上の青い部分はKey=Cのダイアトニックスケールとなります。これにオクターブも考慮していただけると助かります。つまりは、ピアノの白鍵全部です!
では、この白鍵を使ってコードを作っていきましょう。別記事を参照しながら作るととてもわかりやすいですね。
ギター弾く方にもわかりやすいように、指板上のCのダイアトニックスケールもおいておきます。
作り方の例
まずは3音からなるトライアドから見ていきましょう。メジャーやマイナーですね。
コードあるあるとして、「基本一個飛ばし」というものがあります。もちろん例外はたくさんありますが、隣り合うものよりは飛ばしたものの方が多いですね。
最初なのでドから一個飛ばしで3つ拾ってみましょう。
まずはド、ミ、ソ。となります。この3音を見ると、
ド:ルート
ミ:ルートから数えて3度、これは長三度になります。別記事に詳しく。
ソ:ルートから数えて5度、完全五度になります。
従って、R+M3rd+P5thの三音になるので、「Key=C上でドから始まるトライアド」はCメジャーということになります!
これを全部やっていくのが大事なのですが、多分ダイアトニックコードって100個くらいありそうなので(適当です)、一覧を紹介していきましょう。
めっちゃ便利な表をつくりました
Key=C上で一つルートをとった時に、各度数はどの音を取れるかの表になります。簡単に説明します。
例えばEをルートにとったとき、3rdはm、つまりm3rdを取れます。また5thはP、7thはmなので、Eルートのコードとして、Em、Em7が使える!ということになります。
基本的なところで言うと、
3rdがMのものはメジャーコードを、mのものはマイナーコードをとる
という法則になります!
また9th以降は耳馴染みがないかもしれません。読み替えると、
9th = 2度
11th = 4度
13th = 6度
となります。オクターブ上のルートを8度と言うので、その上の2度を9度と言ったりするそうです。
この表と、各コードの構成音を照らし合わせることで、ダイアトニックコードを作り出すことができます。お試しあれ。
C以外のキーにも対応する一般形も用意しました。主音をIと捉えていただけるとわかると思います。
またマイナー用もあります。
これをどのように使うかはあなた次第なのですが、わかりやすいように次回は例を書こうと思います。
(追記)書きました。
耳コピを早くするための理解 その5の例「ハナノユメ」チャットモンチー - 俺なりの音楽理論
耳コピを早くするための理解 その1:音程と度数 - 俺なりの音楽理論
耳コピを早くするための理解 その2:和音(コード) - 俺なりの音楽理論